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異彩ノ雫

第146章  十ノ月 Ⅱ ⑤




嵐 一夜に去りて

空 蒼く冴えわたる



風冬めいて 震える梢

折々の涙 胸にとどまる





来る季節(とき)に幸を願えば

慕わしき人の面影浮かび

切に

切に 想い焦がるる…







【蒼空(そうくう)】


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