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異彩ノ雫

第147章  十一ノ月 Ⅱ




ライブハウスの片隅で
ジンを片手に目を閉じれば
あの日の痛みが甦る


──所詮わかりあえない同士さ…

背を向けたのはどちらだったか


輝かしい未来など
望んではいなかった
ただ
好きなことを思いのままに…

今だからわかる君の想い


ギターひとつを道連れの
変わらない嗄れ声…

ラストナンバーのバラードが
ステージを霞ませ 胸にせまる







【Life】


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