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異彩ノ雫

第1章  六ノ月




雨上がりの濡れた風が

あなたへと伸ばした指先に

静かにとまる



ふと 名を口にした時の

胸に溢れる甘美な想い…





水無月の黄昏に重ねれば

西の空がとろりと滲む







【夕景】



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