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異彩ノ雫

第149章  十一ノ月 Ⅱ ②




静かに雨は降り始め

やがて 静かに降りやんだ


まるで

物陰ですすり泣く少女のように



恋の切なさ

愛の苦しみ

届かぬ想いのやるせなさ…



ふたたび雨は降り始め

濡れた頬をまぎらせる…







【雨】



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