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異彩ノ雫

第156章  十二ノ月 Ⅱ




舞い落ちる紅を

敷き詰めて静まる石畳に

染め残されたひと葉の哀しさ…



読みさしの本に

そっと挟み込めば

眠たげな昼の月が ふわりと笑う







【錦繍】



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