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異彩ノ雫

第162章  十二ノ月 Ⅱ ④




戯れに

星の名を呟きながら

水晶を ひとつ

またひとつ

グラスの中へ…



スピカ リゲル アンタレス……



指先から零れおち

降り積もる硬質な響きが

夜の底を震わせる







【クリスタル】


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