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異彩ノ雫

第165章 一ノ月 Ⅱ




たぷん、と揺れるのは
シューの中のカスタード

ふるり、と震える
パンナコッタもいとおしい

ゆっくりと
アッサムの香り立つのを待ちながら
とくん、と胸を揺らすのは
あなたの囁き

甘く耳元によみがえる…







【甘美】



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