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異彩ノ雫

第167章  一ノ月 Ⅱ ②




冬の雨音は

少し寂しく やるせない

眠りに就かせた思い出が

ふいに目覚める心地して



いつしか雪に変わらぬものか…



耳を澄ます窓の向こう

ほとり ほとりと雫の落ちて

青灰色に夜を濡らす







【青灰色】





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