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異彩ノ雫

第169章  一ノ月 Ⅱ ③




吐息を凍らす窓の外

いつしか雪も降りやんで

一面を覆う衣(きぬ)の色



気配の途絶えた空の下

耳を澄ませど音もなく

深まるばかりの白い闇



ひとりある夜

君想う夜…







【雪化粧】


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