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異彩ノ雫

第169章  一ノ月 Ⅱ ③




── いつかなんて日は、来ないさ


ふいに呟いたあなた…



ふたり観ていた映画のシーンは

恋人たちの出会いの場面


なのにあなたが

突然消えてしまいそうで

シャツの袖を握りしめた



気づいて笑う瞳の奥に

私を映していてほしい

いつまでも いつまでも…







【いつか】



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