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異彩ノ雫

第176章  二ノ月 Ⅱ ②




いつの日か あの人が

霧の中から現れるなんて

いつまで信じているのだろう



夢の中 待ち続ける君は

哀しいまでに美しい…



霧よ 晴れろ

たとえその瞳が

僕を映すことがないとしても…







【霧中】


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