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異彩ノ雫

第185章  三ノ月 Ⅱ ②




早咲きの桜の花びら

はらりとほどけて風のなか



揺れる心も

迷い流れて 風のなか…



もしも水面に

淡いひとひらを見つけたなら

それは私の想いのかけら



どうぞ その手で掬いあげ

あなたの胸に置いてほしい…







【春光】



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