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異彩ノ雫

第196章  四ノ月 Ⅱ ③




吹き突ける風が窓を叩く



夜が

暴れ馬と姿を変え

漆黒のたてがみを振り乱し

やって来る…


そう信じていたのはいつの頃か





窓を開け放ち

荒れ狂う闇を抱きしめる







【漆黒】


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