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異彩ノ雫

第205章  五ノ月 Ⅱ ③




引き始めた潮が

足元をさらいながら

金色に染まりゆく



目を上げれば

遥か沖に

落ちかかる静かな夕日…



私は汀に膝をつき

想いをひとつ 波にこぼす







【ひき潮】



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