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異彩ノ雫

第220章  夜想曲 38




夕闇に影はまぎれ

めくるめく想いが浮かびたつ



時にあらず、と

愛の言葉を封じるほどに

こみ上げるものは切なさばかり…



ガラス窓をそっと開ければ

レース越しの風が胸を過ぎる







(了)


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