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異彩ノ雫

第223章  七ノ月 Ⅲ ③




ぱたり…
本を閉じれば
ほの白い窓が目に映る

隣に眠る君の寝息が
五感をくすぐり
時の流れさえ聞こえるほどの
静寂に包まれる


── 珈琲を淹れるまで
あと少し…


束の間を
君の夢の中で過ごそうか







【暁光】


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