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異彩ノ雫

第225章  七ノ月 Ⅲ ④




まるで 精霊に導かれるように

踏み込んだ森の道

たちまち 木々の息吹に包まれる



足元で揺れる葉洩れ陽

高く呼び交わす鳥の声

渡る風は耳をくすぐる…



降り注ぐ命の中

胸に蒼い泉が満ちてくる







【森羅万象】


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