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異彩ノ雫

第228章  八ノ月 Ⅲ




離れていても

いつも心にいてくれる

離れているのに

ふっと近くに感じる人


たとえば

珈琲を 少し美味しく淹れられた時

朝顔の最初の一輪が咲いた時

夕焼けが 哀しくなるほど綺麗な時



離れていても…

いいえ!離れていると

いつも恋しくてならない人







【あなた】


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