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異彩ノ雫

第234章  八ノ月 Ⅲ ④




打ちのめすうつつを逃れ

広げた画集


郷愁を誘う街並み

小径の先に映る青い海

喧騒の聞こえてきそうな深夜の酒場…



解き放たれた心が旅人となり

ページをめぐる



時を忘れ 憂いも忘れ

やがて訪れる朝のなか

空を仰ぐ私がいる







【画集】



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