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異彩ノ雫

第235章  恋文 (二十五)




君は囚われのお姫さま…


今夜零時を回ったら
窓を開けてお月さまを見てごらん
その時
君へと手を伸ばす僕がいるよ

だから 飛び越えておいで!

勇気を出して
思いきって
僕の広げた腕の中へ

戒めなど
僕が愛の力で断ち切ってしまうから


ねえ、君
ふたりで虹の橋を渡りにゆこう







(了)



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