テキストサイズ

異彩ノ雫

第246章  十ノ月 Ⅲ




たとえば 一枚の絵

風をはこび 潮騒を響かせる



たとえば ひとつの調べ

記憶の扉を開き

渇いた心をしとどに濡らす



ひとつの出会いが

長い旅路の背中に手を添える…







【ひとつ】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ