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異彩ノ雫

第281章  三ノ月 Ⅲ ②




手のひらに乗せたひとつの命…


ぬくもりが

ゆっくり ゆっくり

五感のすべてに溶け込んでゆく



薔薇色の光にふち取られた

翼の震えは怖れ、なのか

それとも

未知なる出会いへの喜びか…



見上げる瞳に惹き込まれ

祈りとともに

瑠璃色の頬にくちづける







【青い鳥】


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