ただあなただけを見つめる
第5章 優しい時間
「……んっ…」
何回も重なる唇。
舌が入ってさらに濃厚になるキスに、頭がふわふわしてくる。
そのままゆっくりとベッドに倒され、暁は私のTシャツをまくり上げた。
「……あっ」
ちゅ…
ブラをずらされあらわになった私の胸を口に含む。
舌で乳輪をなめ回したり、胸の先を転がされ、私の身体はピクンと跳ねた。
「んん……」
「クスッ。気持ち良さそうな顔してる…」
ニヤリと私を見ながら今度は舌先をチロチロと動かし、焦らすように舐めた。
「ん……ば、ばか……///
そんなこと言うならもうヤらない!帰れ!」
「ちょ……」
恥ずかしくなった私は、暁の顔に枕を投げた。
枕はボスッと暁の顔面にヒット!
やば。当たっちゃった(笑)
でも暁が意地悪するから悪いんだ。
「夏帆ぉ……」
「暁が悪いの!
ほら、早く下りて!」
そう言い放つ私を見てシュンとする暁。
なかなか私から離れようとしない。