ただあなただけを見つめる
第14章 星空
それでも暁がどれだけ私を大事にしてくれてるかがよくわかった。
部屋のところどころに落ちているアダルトグッズ。
いわゆるバイブだ。
ほかの女には使ったんだろうけど、私には一切使わなかった。
どうして使わないの?と尋ねると、
「夏帆にあんな荒々しい玩具を使いたくない。」
…ほら。
暁はきっと変態プレイもしちゃう奴なんだけど、
私にはいつもノーマル。
愛を確かめ合うセックスをしてくれていた。
純粋に私を抱いてくれたの。
「夏帆…愛してる。
もう誰にも触らせない。」
「うん…私も。」
暁はそっと私にキスをした。
優しい優しい
大好きなキスを…。