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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第10章 桃井翔の事情①

楽屋で俺を待っていたのは
チーフマネージャーの望月ではなく
菜々子だった。

「望月さん体調が悪いようなので
私が代わりに……」

菜々子では意味がない。

【NEWS GERO】の原稿を
自分の言葉で視聴者に伝えたい俺は
望月と共に入念に作成していた。

それに俺だって体調が優れない。

きっとキンキンに冷えた部屋で
莉央とセックスしまくっていたせいだろう。

頭もボーッとさせながら
箇条書きの原稿に目を通すが
全く頭に入らない。

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