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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第14章 枯葉雅紀の事情②前編

「美容室の企画ってどんなことしたの?」
「ドッキリだよ。シャンプーしたのは
俺でしたーみたいな」
「それ相当ビックリするんじゃない?
顔からタオル外したら雅紀くんが
居るんでしょ?」
「そうそう。中には俺推しのファンもいてさ。
泣いちゃった女の子もいたよ」
「めっちゃ嬉しかったんだね」
「まず俺のファンてことが珍しい」

俺は祟のバラエティー担当。

ファンだって祟の中では一番少ないだろう。

「珍しくはないでしょ?雅紀くんは祟の中で
一番親しみやすいしファンにもそういうとこ
伝わっているんだと思う」

親しみやすい……か。

友達としては最高の言葉。

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