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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第15章 枯葉雅紀の事情②後編

「だ……だって俺だけ『くん』付けだし
親しみやすいって……」
「それってダメなの?親しみを込めて
『雅紀くん』て呼んだら友達なの?」

俺……何か間違えているのか?

「それに俺なんて他のメンバーに比べたら……」

劣っている。

これといって何も無い。

「雅紀くんが他のメンバーと違うのは
当たり前でしょ?問題あるの?」
「無いけど……俺だけが……」

上手く伝えられなくてもどかしい。

菜々子と離れたくない。

菜々子に嫌われたくないだけなんだ。

友達でいいから傍に居てほしいだけなんだ。

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