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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第3章 菜々子VS智

「菜々子……朝まで一緒に居たい」
「ぅん……」

智と私は寝室のベッドへ場所を移し
余韻に浸っていた。

「菜々子にお願いがあるんだけど……
いいかな」
「ぅん。なぁに?」

そんな甘い声で囁かれたら
何でも受け入れてしまいそうになる。

「菜々子を……描きたいなって……」
「私を?」

寝室にも智が描いたであろう
絵画が飾られていた。

「そう。俺の被写体になってほしい」
「分かった。やってみる」

智はホッとしたように笑顔になった。

「メンバー全員のマネージャーで恋人だけど
被写体は俺だけな」

『自分だけ』という確固たるものが
欲しいのだろう。

「もちろんッ!約束するねッ!」

可愛いなって思った。

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