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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第5章 菜々子VS雅紀

「菜々ちゃんもイクの早い系?」

普段ならこの手の無神経な質問に
イラッとしてしまいがちだけど
相手が雅紀なら何故か笑って流せる。

「『菜々ちゃんも』ってなによッ。雅紀くん
だって相当早かったくせにッ」
「だからあれは菜々ちゃんのせいでしょ!」

コンビニでは何も購入せず
ポルシェは駐車場から走り出す。

「じゃ、挽回してよ……ね、雅紀くん」

シフトノブを握る雅紀の手の上に
そっと私の手を置いた。

「明日はイノでしょ?」
「ぅ……ぅん……そうだけど……で?」

この雰囲気で急に一宮和也の話題とか。

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