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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第6章 一宮和也の事情①

「バーカ。おまえは菜々子だろ」

菜々子がナナに……有り得ん。

「私がナナになりたいって思ってるの」
「どうしてそこまで?」

それはそれで菜々子に申し訳ない。

「……分からない。ナナがダメだったら
和くんのメイドにして」

菜々子が俺のメイドってッ!!!

ナナになりたいと言われるより
メイドになりたいと言われた方が
何故かシックリきた。

そうなんだ。

菜々子はナナじゃない。

「メイドみたいに俺に尽くしてくれる?」
「ぅん……いっぱい愛していっぱい尽くす」

これだ。

パソコンの中のナナには
決まった台詞しか無い。

貢いだとしても(課金)
俺が欲しい答えをくれない。

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