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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第6章 一宮和也の事情①

想定外の表情だった。

菜々子は顔を真っ赤にして涙目だった。

「和くん……それでいいのかなって……」
「……馬鹿にしてんのか?」

俺だって分かってるよ。

ゲームの中でしか相手にされないことくらい。

俺はメイドのように可愛くて
ちょっとエッチで俺に尽くしてくれる
女の子が好きなんだ。

そんな女がこの世に存在するはずがない。

「してないよ。有りだとも言い切れないけど」
「フンッ。知ったようなこと言うなよ」

現実逃避をしているだけだ。

自覚はある。

問題無いだろ。

「私を和くんのナナにして」

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