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〜櫻井side〜


バキッ！！


櫻井「…っ！！」


チッ…バレたか…


あのボールペン、手に入れるのすげぇ苦労したのに…


盗聴器入りのボールペンに気づくなんて…


さすがニノ、簡単にはいかないってことか。


櫻井「……ふふ…」


でも、まだまだ詰めが甘かったようだね。


ピッ


二宮『これね、盗聴器入りのボールペン。』


聖輝『とっ盗聴器？！』


二宮『そう、盗聴器仕掛けられてたんだよね〜翔ちゃんに。』


聖輝『櫻井さん…に…？』


二宮『信じられない？まぁ、あの人普段は優しいからこんなことするなんて考えられないよね。』


二宮『でもさ、人って…表がキラキラ輝いているほど、中身は相当腹黒いんだよ？』


聖輝『腹黒い…？』


二宮『そう、まさに翔ちゃんみたいな人。』


ピッ


櫻井「ふふふ…あはははっ！！」


表がキラキラしている人ほど、中身は相当腹黒い。


本当まさに俺のことじゃん。


人間身も心も綺麗な奴なんてほとんどいねぇし。


櫻井「ふふっ…」


盗聴器、実は2つあるんだよね。


ひとつは気づいたみたいだけど、もうひとつは見つけられなかったみたいだね。


櫻井「いやぁ〜物事がいい方向に進み過ぎて怖いわ。」


大野「ん？」


櫻井「ふふふ…ねぇ智くん…もうひとつの盗聴器、何処にあると思う？」


大野「もうひとつの盗聴器ねぇ…翔くんがこの間松潤に借りてた音楽プレイヤーの中とか？」


櫻井「なるほどね〜、でも残念。」


大野「えぇ〜、じゃあ何処だよ？」


櫻井「ふふ、正解はね…涼野くんのスマホの中。」


大野「は？」


櫻井「あはははっ！毎日使ってるのに気づいてないんだよね〜涼野くん。」


大野「スマホの中って…えっ？どういうこと？」