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Liar Game 〜1×5〜

第6章 秘密



聖輝「あっ、チョコレートケーキ食べましょ!」


櫻井「うん。」


聖輝「いただきまーす!」


ぱくっ


聖輝「ん〜美味ひぃ〜♡」


櫻井「幸せそうだね。」


聖輝「はい!チョコレート大好きなので!」


櫻井「そっか、全部食べていいよ。」


聖輝「えっ本当ですか?!じゃあ遠慮なくいただきます!」


櫻井「どうぞ。」


ぱくっぱくっぱくっ


聖輝「んふふ〜幸せ〜♡」


櫻井「…クスッ」


聖輝「ふぇ?」


櫻井「いや、涼野くん見てると本当に癒されるなって思って。」


聖輝「そうですか?」


櫻井「うん。」


聖輝「……///」


なっ何だろ…


櫻井さんに見つめられると恥ずかしいな…


〜♪♪♪


聖輝「あれ?」


公衆電話からだ…


櫻井「どうしたの?」


聖輝「ちょっとすみません。」


ピッ


聖輝「はい、もしも」


『死ネ。』


プチッ


プープープー…


聖輝「えっ……」


死…ね…?


櫻井「どうしたの?」


聖輝「…今…公衆電話から……」


櫻井「それってもしかして…」


〜♪♪♪


「「?!」」


聖輝「やっやあぁ…!!」


櫻井「……。」


ピッ


櫻井「お前誰だ?」


『……。』


櫻井「次涼野くんに嫌がらせしたら警察呼ぶぞ?」


『……。』


プチッ


プープープー…


聖輝「さっ…櫻井さ…ん……」


櫻井「大丈夫だよ。もし次かかってきたら一緒に警察行こう。」


聖輝「…ひっく…ぐすっ…!!」


櫻井「涼野くん…」


聖輝「ぐすっ…ふえぇ〜!!」


櫻井「大丈夫、大丈夫だから。」


聖輝「わぁぁーんっ!!」


僕は櫻井さんの腕の中で思いっきり泣いた。

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