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聖輝「ぐすっ…ひっく…」


櫻井「『死ネ。』か…この間と同じ奴の犯行だろうな…」


聖輝「ひっく…僕…怖いです…！！」


櫻井「犯人の心当たりはある？」


聖輝「心当たり……」


どうしよう…言ってもいいのかな…


櫻井「涼野くん？」


聖輝「……実は…この間……」


僕は二宮さんのことを話した。


同じメンバーだから、こういう話は聞きたくないって思うかもしれないけど……


櫻井「…そっか…ニノが……」


聖輝「…はい……」


櫻井「…信じられないな…あのニノがそんなことするなんて…」


やっぱりそうだよね…


ずっと一緒に頑張ってきたメンバーを疑うなんて……


櫻井「でも…ニノ…涼野くんのこと嫌いだって言ってたから…もしかしたら…」


聖輝「あの…僕のこと…どんな風に言ってました…？」


櫻井「…初めてテレビを見た時から、気に入らなかったみたいで…」


櫻井「何も苦労せずにトップアイドルになったことが許せないって…」


聖輝「そう…ですか…」


櫻井「ニノ…嫉妬深いところあるからね…」


聖輝「……。」


櫻井「涼野くん。」


聖輝「はい…」


櫻井「俺からニノにこのこと話してもいいかな？」


聖輝「えっ？！」


櫻井「もちろん俺だってニノを疑いたくない！でも…それと同時に涼野くんを…守りたい…」


聖輝「櫻井さん…」


櫻井「大丈夫、俺を信じて。」


聖輝「……でも…」