Liar Game 〜1×5〜
第7章 依存
「じゃあまた連絡するわ。」
松本「うん、お疲れ。」
友人と別れ、俺は歩いて家に帰る。
あの居酒屋、俺の家から徒歩5分くらいのところにあるからね。
松本「帰ったら洗濯しないとな…」
「ちょっと待ってよ!」
「うるさい!放っといてよ!」
松本「ん?」
公園で女の子の声が聞こえる。
「ちょっと飲み過ぎだって!」
「ひっく…ぐすっ…だって飲まなきゃ…!」
松本「大丈夫かよ……あれ?」
お酒を手に持って泣いている女の子…
亜希ちゃんだった。
松本「亜希ちゃん!」
亜希「?!」
「えっうそ…松潤…?」
松本「どうしたの?大丈夫?」
亜希「ぐすっ…ゔぅっ…!!」
松本「亜希ちゃん…」
「あの…亜希…すごく悩んでるみたいで…」
松本「…亜希ちゃん、ちょっとだけ話せる?」
亜希「ぐすっ…」
松本「俺ん家そこだから。」
亜希「…はい…」
「あっ…じゃあ私はこれで…」
松本「ごめんね急に…気をつけて帰ってね。」
「ありがとうございます。」
俺は亜希ちゃんの友人から亜希ちゃんを引き取り、肩に抱いて俺の家に連れて行った。