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松本「はい、お水。」


亜希「ゴクゴク……はぁ……」


松本「大丈夫？」


亜希「はい…」


松本「お酒…得意な方じゃないよね？」


亜希「……。」


松本「…もしかして…翔さんと何かあった？」


亜希「？！」


やっぱり…原因は翔さんか……


松本「俺でよかったら話してくれないかな。言える範囲でいいから。」


亜希「……翔…最近…会ってくれないんです…」


亜希「仕事が忙しいっていうのは分かるんですけど…最近デートのドタキャンが多くて…」


松本「ドタキャン？」


亜希「はい…今まで当日にドタキャンすることなんてなかったのに…この頃ずっとそれが続いて…」


松本「ドタキャン…翔さん今ドラマとかやってないから急な仕事入ることはないはずだけど…」


亜希「私…見たんです…」


松本「えっ？」


亜希「この間偶然外で翔と会って…その時……ぐすっ…」


松本「亜希ちゃん……」


亜希「ぐすっ…胸に……赤い痕があって…！！」


松本「えっ…？！」


亜希「まさか…翔がこんなことするなんて…ありえないって…信じたいんだけど…！！」


松本「赤い痕……」


キスマークか……


松本「つまり…翔さんが…浮気してるかもしれないって…」


亜希「ぐすっ…はい……」


あの翔さんが浮気？


ありえないだろ…


仕事人間のあの人が他の女に手を出すなんて……


亜希「ドタキャンするのも…浮気してるからなのかなって…！！」


松本「マジかよ…」


何やってんだよ翔さん！


彼女泣かせやがって……