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Liar Game 〜1×5〜

第8章 もうひとつの顔



〜櫻井side〜


櫻井「おはようございます。」


「おはよう、今日もよろしくね。」


月曜日。


俺はニュース番組の生放送でテレビ局に来ていた。


夜中放送だから毎度ちょっとした睡魔との闘いをする。


櫻井「えっと…これをこうして…」


〜♪♪♪


櫻井「ん?」


ディスプレイを見ると、見慣れた名前。


ピッ


櫻井「もしもし。」


相葉『翔ちゃん?相葉ちゃんで〜す!』


櫻井「何だよ、本番前に。」


相葉『あひゃひゃ!これから生放送で活躍する翔ちゃんにエール送ろうと思って!』


櫻井「エールって、今更。」


相葉『いいじゃん!送らせてよ!』


櫻井「じゃあ、お願いします。」


相葉『じゃあいっくよー!フレー!!フレー!!しょ・お・ちゃん!!』


櫻井「ちょっ!うるせぇよ!」


相葉『あひゃひゃ!元気出た?』


櫻井「おかげで眠気が一気に吹き飛んだよ。」


相葉『そっかそっか!さっすが相葉ちゃんのエールだね!!』


櫻井「それ自分で言います?」


相葉『いいのいいの!あっ、そろそろ始まるよね?今日もちゃんと見てるからね!』


櫻井「ありがとう、見終わったらすぐ寝ろよ?」


相葉『はーい!じゃあね〜』


ピッ


櫻井「ハァ…」


正直鬱陶しい。


俺の番組を見てくれてるのは嬉しいけど、毎度電話やLINEをよこしてくるから本当めんどくさい。


あいつ昔からそういうところあるからな…


櫻井「くっそ…イライラしてきた……」


そんな時には、いつもあれを見る。


櫻井「ふふっ…綺麗だよ……」


眠っている時に隠し撮りした涼野くんの写真。


布団からチラッと見える胸に付いている愛の印がまたエロいんだよね。


櫻井「ククク…これからどうなるんだろうね?」


俺の為にどう動いてくれるのか、楽しみだよ。


コンコンッガチャッ


「失礼します。櫻井さん、よろしくお願いします。」


櫻井「はい。」


俺はキャスターの顔になって、スタジオに向かった。

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