Liar Game 〜1×5〜
第10章 鎖
〜櫻井side〜
聖輝「スー…スー…」
櫻井「涼野くん……」
隣で可愛い寝息を立てながら眠っている。
櫻井「……ふふっ…」
堕ちた。
涼野聖輝は完全に堕ちた。
もう俺なしでは生きていけないところまで来た。
いやぁ〜、思ってたより早かったな。
鈍感な子だからもっと手こずると思ったんだけど。
それにしても、本当に世の中は都合良くできている。
どっかのバカなストーカーのおかげでまた涼野くんとの距離を縮めることができた。
どうやら神様は俺に味方をしてくれてるようだ。
櫻井「ふふっ…可愛い……」
涼野くんの頭を優しく撫でる。
この子はもう俺のものになったんだ…
櫻井「ふふっ…ククク……」
嬉しくてつい笑ってしまう。
櫻井「さてと……」
チュッ
俺は涼野くんのを寝顔にキスを落とすと、静かに部屋を出た。