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櫻井「どう？気に入った？」


聖輝「はい…こんな素敵なお店初めて来ました…」


櫻井「そう、連れてきてよかった。」


聖輝「このお店にはよく来るんですか？」


櫻井「まぁね、特別な人を連れてくるよ。」


聖輝「特別な人……？」


櫻井「うん。」

ということは…彼女さんも連れてきてるってことだよね…

聖輝「……。」


櫻井「どうしたの？」


聖輝「…いえ、何でもないです。」


コンコンコンッ


ガチャッ


「失礼します、お飲物をお持ちしました。」


櫻井「ありがとう。」


聖輝「ありがとうございます…」


運ばれてきたのは綺麗な黄金色をしたジンジャエールだった。


「お料理は後ほどお持ちします。」


櫻井「お願いします。」


「では、失礼します。」


バタンッ


櫻井「乾杯しよっか。」


聖輝「はい…」


櫻井「じゃあ…乾杯。」


聖輝「乾杯。」


チンッ


グラスを重ねた音が部屋に響き渡った。