Liar Game 〜1×5〜
第11章 糸
カランカラン…
「いらっしゃいませ。」
櫻井「予約していた櫻井です。」
「お待ちしておりました櫻井様、こちらへどうぞ。」
櫻井「行こ、涼野くん。」
聖輝「はっはい…」
僕は櫻井さんのあとについて行くように、レストランの中に入った。
ガチャッ
「どうぞ、当店自慢の個室になっております。」
櫻井「ありがとうございます。」
聖輝「わぁ…すごい…!!」
連れて来られたお部屋はまるでスイートルームのようにオシャレでシンプルなお部屋になっていた。
そして何よりもすごいのは…
聖輝「わぁ…綺麗…!!」
窓から見える東京の街並みは、まるでイルミネーションのように光り輝いていた。
「櫻井様、本日のコースメニューはこちらでよろしかったですか?」
櫻井「はい、お願いします。」
「かしこまりました、失礼します。」
ウェイターはお辞儀をして、静かに部屋を出た。