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松本「1000万か…」


3億きっちり返したいんだけどなぁ……


松本「…まぁ…残りは大野さんが何かあった時の為に取っておこう。」


もし大野さんの身に何かが起こったら、俺が助けるんだ。


松本「……。」


それにしても…どうも大野さんの言葉が引っかかる。


大野『涼野の奴…翔くんに執着してて…このままじゃマジでヤバいことになる…』


大野『あいつ…翔くんにべったりくっついてるんだよ…彼女いるって分かってるのに…』


大野『このままだったら翔くん…彼女を捨てて涼野に飲み込まれてしまう！』


松本「涼野くんに飲み込まれる…か……」


大野さんは勘違いしている。


翔さんが飲み込まれてるんじゃない。


涼野くんが飲み込まれてるんだよ。


きっと翔さんに上手いこと話し込まれてそう信じてしまってるんだ。


あの人優しい顔していて内心真っ黒だから…


松本「どうにかして2人を引き裂かないとな…」




















もちろん翔さんの為じゃない。


















































涼野くんの為に。