Liar Game 〜1×5〜
第12章 悪魔VS悪魔
〜櫻井side〜
結局全然眠れなかった。
理由はひとつ。
二宮「おはようございます。」
櫻井「あぁ、おはよ…」
二宮「あれ?もしかして寝不足ですか?」
櫻井「まぁ…ちょっとね…」
誰のせいで寝不足だと思ってるんだよ。
二宮「んふふっ、そんな怖い顔しないでくださいよ。」
櫻井「別に、怖い顔なんてしてねぇよ。」
二宮「顔は違っても心の顔はすごく睨みつけてましたよ。」
櫻井「あっそう…」
二宮「腹減ったなぁ…パンある?」
櫻井「そこの棚の中にあるよ。」
二宮「おっ、いただき〜♪」
櫻井「……。」
二宮「…ねぇ翔ちゃん。」
櫻井「なに?」
二宮「死なないでね。」
櫻井「は?」
二宮「んふふっ」
こいつ、何が言いたいんだ…?
まさか…俺が誰かに潰されると思ってる?
櫻井「…ふふっ……」
二宮「どうしたの?」
櫻井「いや、何でもない。」
面白い。
この俺を潰せる怪物がいるなら是非お会いしたい。