Liar Game 〜1×5〜
第12章 悪魔VS悪魔
ガチャッ
聖輝「んんっ……」
ドアが開く音とともに目を覚ました。
櫻井「ただいま、涼野くん。」
聖輝「お帰りなさい…」
櫻井「ごめんね、遅くなっちゃって…ご飯買ってきたから食べよ。」
聖輝「はぁい…」
いつの間にか、僕は眠っていたようだ。
櫻井「疲れてる?」
聖輝「えっ?」
櫻井「いや、昼寝なんて珍しいなって思って…」
聖輝「あっいや…何かちょっと眠くなってきちゃって…」
櫻井「そっか。」
聖輝「んん〜…お腹空いた…」
櫻井「先食べてていいよ、俺シャワーしてくるから。」
聖輝「ありがとうございます。」
僕は一足先にご飯を食べた。
櫻井「ふぅ……」
聖輝「あっ……」
櫻井さんはバスローブを身につけ、部屋に戻ってきた。
まだ少し濡れている髪の毛がセクシーさを増す…
櫻井「いただきます。」
僕の隣に腰を下ろし、ご飯を食べる櫻井さん。
カッコいい……
櫻井「ん?」
聖輝「あっいや!なっ何でもないです!」
櫻井「そう…」
やばいやばい…
何で僕こんなにドキドキして……
櫻井「…涼野くんさ、昨日ホテルに戻ってたの?」
聖輝「えっ?」
櫻井「ホテル。」
聖輝「あっはっはい…早めに帰って来ました…」
櫻井「ふーん…」
聖輝「……。」
まずい…
もしかしてバレてるのかな…
櫻井「楽しかった?」
聖輝「えっ?」
櫻井「松潤と一緒にいて。」
聖輝「はっ…はい、楽しかったです…」
櫻井「そう…」
何だろう…
一つひとつの質問が心臓をバクバクさせる…