テキストサイズ

Liar Game 〜1×5〜

第3章 出逢い、そして再会



ガチャッ


相葉「あっ翔ちゃん、遅かったね?」


櫻井「あぁ、トイレから出た後電話かかってきて。」


二宮「例の彼女からですか?」


櫻井「まぁね。」


相葉「いいなぁ〜彼女とラブラブで!」


二宮「忙しいのにちゃんと彼女にかまってあげるなんて、本当翔ちゃんって優しいですね。」


櫻井「そう?ありがとう。」


彼女なんてどうでもいい。


問題はあいつだ。


櫻井「なぁ松潤。」


松本「ん?なに?」


櫻井「この後さ、メシ行かない?」


松本「今日?あっごめん…ちょっと用事があって…」


相葉「なになに?用事って女の子とデートとか?」


松本「いや、そうじゃなくて…さっきそこで涼野くんと会ったんだよね。」


二宮「涼野って…涼野聖輝?」


松本「うん、その時にご飯行こって約束したんだよね。」


相葉「うそぉ?!いいなぁ〜!!」


松本「だから…今日はちょっと…」


櫻井「そっか…」


二宮「潤くん…あいつと接点あったの?」


松本「一昨日トイレで偶然会ったんだよね。」


相葉「へぇ〜そうだったんだ!知らなかった!」


俺は知っていた。


昨日偶然松潤と局内でばったり会って立ち話してた時に聞いた。


松本「だから…ごめん、今日は…」


櫻井「そう…」


このまま松潤と涼野くんを2人きりにさせるわけにはいかない。


櫻井「あのさ、じゃあ」


相葉「あっねぇねぇ!俺も一緒に行ってもいい?!」


松本「えっ?」


相葉「だって俺涼野くんとしゃべってみたいんだもん!ね?いいでしょ?」


松本「いや、俺はかまわないけど…」


相葉雅紀。


何て都合のいい男なんだ。


ミラクルボーイって言われてる奴だけど…今回はいい仕事をしてくれた。


お前と一緒のグループでよかったよ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ