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Liar Game 〜1×5〜

第3章 出逢い、そして再会



松本「じゃあ、そっちよろしくね。」


櫻井「おう…松潤も気をつけて。」


聖輝「あっありがとうございました!」


松本「こちらこそ、じゃあね。」


松本さん達を乗せたタクシーは先に発進した。


櫻井「さてと…すいません、お願いします。」


櫻井さんの声と共にタクシーが発進した。


櫻井「ごめんね…酔っ払って…」


聖輝「いっいえ…あの、頭大丈夫ですか…?」


櫻井「うん…こいつ石頭だからなぁ…」


相葉「ぐがぁ〜…」


聖輝「たっ大変ですね…」


櫻井「まぁね……」


自分も酔っ払ってるのに、メンバーをちゃんと家まで送るなんて…


やっぱり櫻井さんって優しい…


櫻井「ハァ……」


やっぱり疲れてるんだ……


早くお家で休ませてあげないと…


聖輝「あっあの…先に櫻井さんの家行きますか?」


櫻井「えっ?」


聖輝「いや、あの…疲れてる感じがしたので…櫻井さんを送った後、僕が相葉さんを家まで…」


櫻井「いいよ、あの店から雅紀ん家が一番近いし。」


聖輝「でっでも…」


櫻井「それに涼野くん一人じゃ雅紀重くて背負えないでしょ?」


聖輝「あっ…」


櫻井「さくっと送って家に帰ったら済むことだから。」


聖輝「はっはい…」


確かにそうだ。


僕は力がない。


だから一人で相葉さんを家まで送ることはできない。


結局櫻井さんに甘える形になってしまった。


後輩として何か役に立ちたいんだけど……

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