Liar Game 〜1×5〜
第3章 出逢い、そして再会
〜松本side〜
松本「ほら、水。」
大野「ん〜…ゴクゴク……」
松本「ハァ…しっかりしろよ…」
大野「はぁ…わりぃなぁ…」
松本「翔さん毎回こんなことやってたんだ…マジで尊敬するわ…」
大野「ふふ、翔ちゃんは面倒見がいいからな。」
松本「だな、本当嵐のお母さんって感じだよな。」
大野「お母さ〜ん♡」
松本「明日も朝早いんだろ?早く寝ろよ?」
大野「ほ〜い、おやすみ〜」
かずを家まで送ってから、大野さんを家に送った。
翔さん毎回3人を家まで送って帰ってたんだ…
今思えば俺って…面倒なこと押し付けてたんだなぁ…
次からは翔さんの負担減らしてあげないとな。
松本「……。」
さっきまで涼野くんと一緒にいた。
涼野聖輝くん。
つい最近ウチの事務所からデビューした新人アイドル。
入所からわずか10日でデビューが決まったことが、話題性を生んだ。
涼野くんの登場により、ジャニーズ旋風が再び巻き起こった。
今までジャニーズ=カッコいいという概念を、ジャニーズ=可愛いに置き換えた。
そのコンセプトが受け、涼野くんは一瞬で超人気アイドルへと成長した。
でも俺……
実はデビュー前から涼野くんのことを知っていた。