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櫻井「いやぁ…雅紀の奴なかなか俺のこと離してくれなくてさぁ…」


聖輝「それで遅かったんですね…」


櫻井「うん…あいつ力強いから剥ぎ取るのに時間かかって…」


聖輝「あらら…身体痛くないですか？」


櫻井「うん、大丈夫…」


確かに相葉さんって力めちゃくちゃ強そう…


もし僕が捕まってたら一生剥ぎ取れないかも……


櫻井「ハァ…ごめん、先帰ってもいい？」


聖輝「あっはい、大丈夫ですよ。」


櫻井「ありがと…」


運転手さんに進路を変更してもらい、櫻井さんの家に向かった。


聖輝「……。」


明日は…木曜日か。


確か3限目が空いてるんだっけ…


空き時間何しようかな…


「お客さん、着きましたよ。」


櫻井「はい、じゃあこれ…」


「ありがとうございます。」


櫻井「ありがとうございました…っ…！」


聖輝「だっ大丈夫ですか？！」


櫻井「…ごめん…家までついてきてもらってもいい…？」


聖輝「はい！」


櫻井さんしんどそう……


ここは後輩として先輩をちゃんと家まで送り届けないと！


僕は櫻井さんの腕を肩に担いで、部屋に向かった。