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Liar Game 〜1×5〜

第3章 出逢い、そして再会



光樹「じゃあ俺、このままバイト行くから。」


聖輝「うん、また明日ね。」


大学で光樹くんと別れ、僕は1人電車に乗って家に帰った。


聖輝「ん〜…課題やらなくちゃ…」


お仕事で講義を休む時がある。


そういう時はあらかじめ教授に伝えて、出席代わりの課題をもらう。


聖輝「えっと…これはプリント見ないと分からないなぁ…」


〜♪♪♪


聖輝「えっ?」


誰かから電話が来た。


〜♪♪♪


ピッ


聖輝「はい、もしもし?」


『もしもし、涼野くん?』


聖輝「はっはい、あの…どちら様ですか?」


松本『えっと、松本です。』


聖輝「まっ松本さん?!」


うそ…松本さんから連絡きちゃった!!


どっどうしよう!!


松本さんから連絡くるなんて…きっ緊張する…!!


聖輝「えっ?!あっあの…おっお疲れ様です!」


松本『お疲れ様、ごめんね急に連絡して…』


聖輝「いっいえいえ!大歓迎です!」


松本『そっか、よかった。』


聖輝「あっあの…僕に何か用事でも…?」


松本『うん。あのね、昨日一緒にご飯食べに行ったでしょ?その時…他のメンバーが酔いつぶれたせいであんまり涼野くんとゆっくりしゃべれなかったなって思って…』


聖輝「そっそうですね…」


松本『だから、今度は2人でゆっくりご飯食べたいなって思って…』


聖輝「えっ…それって…」


松本『もしよかったら、また今度ご飯食べに行かない?次は2人で。』


聖輝「えっえぇ?!」


こっこれって…つまり…


お誘い?!


えっ?!松本さんが僕を誘ってるの?!


聖輝「えっあっいや…えと…!」


松本『もしかして…嫌だった?』


聖輝「いっいえ!あの…よっ喜んで!!」


松本『あっ本当に?よかったぁ〜…』


やばいやばい…!!


心臓が爆発しそう…!!

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