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Liar Game 〜1×5〜

第4章 疑惑の印



「じゃあ確かに、課題は預かりました。」


聖輝「ありがとうございます!」


「いやぁ〜…それにしても忙しいねぇ…涼野くん。」


聖輝「まぁ…おかげさまで…」


「アイドルの仕事なんて大変なのに、こうやって毎回ちゃんと課題を提出して偉いね。」


聖輝「いえいえ!課題を出席代わりにしてくれるなんて、こんな有難いお話はありませんので。」


「そう?まぁ、大学は義務教育じゃないからね〜学生のことなんていちいち面倒見ないもんね。」


聖輝「そうですよね…」


「でもきみは、我が日本大学法学部の特待生だからね、それなりの待遇はさせてもらうよ。」


聖輝「ありがとうございます!」


「これからも頑張ってくれ。」


聖輝「はい!頑張ります!」


僕は日本大学法学部に所属している。


しかも運よく特待生に選ばれた。


学費は4年間免除。


こんな有難いことはない。


大学ってお金かかるからね…少しでも親の負担を減らせてよかった。


大学入学と共に、学長のところへ行って、アイドルをしながら大学に通うと伝えたら、出席代わりの課題を提出したら出席点が付くように配慮をしてくれた。


大学がこんなに優しくしてくれるなんて…思ってもいなかった。


だから僕は今とても楽しい。


大学に行って勉強することも、アイドルとしてお仕事することも。


今、最高に充実した学校生活を送っている。

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