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Liar Game 〜1×5〜

第2章 きっかけ



櫻井「ハァ……」


キャスターをやっていると勉強しなければいけないことがたくさんある。


政治はもちろん日本経済のことや事件、国際問題等、たくさん知っておかなければならない。


櫻井「えっと…これがこっちで…これはここで…」


〜♪♪♪


櫻井「ん?」


ディスクトップを見ると、彼女からだった。


ピッ


櫻井「もしもし?」


『もしもし?あたし、今大丈夫?』


櫻井「うん、どうした?」


『あのね、来週なんだけど…夜会えない?』


櫻井「来週?ちょっと待って。」


俺はスケジュール帳を開いて、来週の予定を確認した。


櫻井「もしもし?えっとね…来週の水木土だったら19時以降空いてる。」


『あっ本当?じゃあ…木曜日会お?』


櫻井「うん、いいよ。どっかメシ予約する?」


『ううん、あたし何か作るから…翔の家寄ってもいい?』


櫻井「えっ俺ん家?」


『うん、久々に翔の家に行きたいな…』


櫻井「あぁ…うん、いいよ。」


『本当に?じゃあ来週の木曜日19時半時頃家に行くね!』


櫻井「うん、分かった。」


『あぁ〜楽しみ!じゃあまた連絡するね!』


櫻井「うん、じゃあね。」


ピッ


櫻井「…ハァ……」


彼女か……


最近彼女に対する愛情が薄れている。


俺ってそう…仕事人間だから仕事が忙しくなるとどうしても彼女を放ったらかしにしてしまう。


それが原因でどんどん彼女への想いが薄れていく。


本当はもっと彼女を大切にしないといけないのに……

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